中国空軍は台湾海峡上空の航空優勢を獲得できない
佐藤守将軍の講演録
 
講師:佐藤 守将軍(元南西航空混成団司令・空将)
(本稿は、平成16年12月23日渋谷エクセルホテル東急に行われた怡友会、日本台湾医師連合、日本台医人協会の三会合同講演会と忘年会の講演録です。文責:怡友会)
 
始めに
ご紹介いただきました佐藤でございます。3月に予約していたのですが、メールでは本日11時45分までに会場に来て下さいと指示されましたので、11時30分から45分までの間に参りますと返信したのですが、一時間間違っていたようで大変失礼しました。丁度お昼なので、皆さんのお腹がグーグー鳴るのでは、と心配です。それで、せっかく資料を作ってきたものですから3倍速で話したいと思います。
私は、航空自衛隊で34年間ずっと戦闘機に乗っていた者でございます。何回も台湾に行きまして、台湾空軍の夏将軍始め軍関係者と色々話をしましたが、台湾空軍についてどう思うか?とおっしゃるんです。航空自衛隊は米空軍と密接な訓練をしていますし、私は米軍のF―16に搭乗して訓練に参加したこともありますから、それらの体験から台湾空軍は全く遜色ないと感じているんです。しかし皆さんご心配なさっています。
また、中国に行きました時、向こうの現役パイロットの大佐クラスとも大いに語りましたけれども、彼ら自身は航空戦力の実情をよく理解していて台湾攻撃はきわめて難しいということを知っているのです。従って、油断はできませんけれども、少なくとも現時点においては台湾の皆さんは、そう心配する必要はないということが結論でございます。但し、私も今回ちょっと予想外で心配だなと思ったのは、民進党が予想以上に伸びなかったことですね。これが、大陸側の600発の飛ぶか飛ばないか分からないようなミサイルを恐れた結果だったのか、それとも国民党のお金に騙されてなのか、内政干渉になりますから私も分析はこれ以上しませんけれども、これで空軍を中心とした軍備の近代化が少し遅れるということになれば、今日の私のお話もいささか変更せざるをえなくなるのかな、という気がしています。
 
「航空優勢とは」
 圧倒的な米空軍力
さて本論に入りますが、作ってきた資料を3倍速で説明申し上げますから、お帰りになりましてから、ノーマルポジションで聞き直していただきたいと思います。
まず簡単なレジュメをお渡ししてありますが、「航空優勢」というものにつきまして、そこに書いておきましたが、航空優勢とは要するに、制空権を持っているところが、陸軍と海軍の動きを含めて非常にやりやすくなるのだということです。これは当たり前で第二次世界大戦で証明されたものです。つまり空軍力が制空権を確保していればその下の地上軍、海軍は動ける、動きやすい。台湾空軍がこれを確保していれば、200キロの台湾海峡を越えて、大陸の陸軍部隊が上陸して来るのは非常に困難になる、ということでございます。最近の例で言いますと、アフガニスタン、それからイラクでの米空軍の活躍ですね。これは、相手方がゲリラ程度で見かけ倒しで、ほとんど空軍力ゼロの相手に対して世界最強の米空軍が戦った訳ですから完勝いたしました。米軍は、陸、海、空、海兵ともでありますが、ソ連との戦いが終わって戦力を四分の一軍縮したんです。その最中に湾岸戦争が起こりまして、急遽、兵士のリタイアを遅らせる、ということで、戦力を確保したのでありますけれども、湾岸戦争が終わると米国は計画通り削減したのです。戦力が四分の一削減される、即ち75%になった事による歪みをどのように補っていくかは、指揮官の悩みでして、再編までには更に5年以上かかるのであります。そのまだ体勢が完全に整わない状況下において「9.11」が起きた。
怒り狂ったアメリカ国民のバックアップを受けて戦争は継続されているのですが、アフガニスタンは別にしても、今度のイラクに関しましては、非常に複雑なところへ飛び込んだ。飛び込んだけれども、四分の一削減して近代兵器、精密誘導兵器等々を使ったアメリカの空軍の戦力というものは圧倒的でして、2ヶ月足らずで終わってしまった。気をよくしたブッシュ大統領が早々に戦争は終わった、と宣言したものですから、実はその後にイラクに行かされた米陸軍が掃討作戦で大変な苦労をしている。それどころか、軍縮に対応した最新鋭の第4師団はまったく戦力発揮することが出来ずに帰国してしまいまして、後にローテーションで行かされたのは州兵とか予備役でございますから「精強」とはいい難く、弾が当たらない、おまけに怖い、やたらと撃ちまくる、という状況で朝日新聞的に言えば「泥沼化している」という事になるんですが、当初の空軍力というものが圧倒的であったということは、既に証明済みであります。これが制空権の典型的な例であろうと思います。ただ、やはり制空権だけでは駄目なのでして、最後は陸軍が地面を取ってそこへ旗を立てることによって戦争行為が終結するということを為政者は忘れてはならないと思います。恥ずかしながら我が政府はこの点に疎く滅多やたらと軍事力を切れ切れ、といっているわけですから偉そうなことは言えません。私などが、台湾や中国などに向かって言う資格はないのでありまして、お前のところはどうだ、と胡錦濤に言われたら黙らざるを得ないという状況ですから恥ずかしい限りですが、軍事力の使い方というのは、素人が扱うととんでもない禍根を残す、ということでございます。
 
英本土航空戦の教訓
それで、釈迦に説法ですけれども、第二次世界大戦中、ドイツの電撃作戦でイギリスの軍隊はダンケルクから這々の体で逃げ帰った。ドーバー海峡は僅か30キロですからそれに引き続いてドイツ陸軍はこれを追っかければよかったのですが、10数万の軍団をここに集めてから上陸することにして、その間にゲーリングが制空権を取る、という話になったんですね。それで1940年の8月から11月までの間に制空権を取るための戦いが始まります。ドイツは1日平均約200機の爆撃機プラス援護戦闘機の大編隊で英本土を襲うわけです。それに対して英空軍は約1000機の戦闘機で対抗します。パイロットは800名くらいなんですけれども、これを教官や学生も急速練成して第一線に張り付けて防空網を敷いたわけです。チャーチルが回顧録に「かくも僅かな人間によってかくも偉大な仕事を成し遂げられた」と書いたのありますが、約1000名のパイロットが襲い来るドイツ空軍を撃退したわけです。それで遂にドイツは11月頃になって英本土上陸をあきらめて、今度はスターリンをやっつけようということでモスクワの方に方向を転じたので英国は助かった。これをバトルオブブリテン(BOB)といいますが、この例を台湾のある研究所で、台湾の防衛白書について解説を受けた時に話をしたら、知らない将校が多かったので私は椅子から滑り落ちそうになった事があります。私ども航空自衛隊ではこれを徹底的に研究して「専守防衛」してきたのですから、BOBは若手将校まで徹底して叩き込まれる防空の基本事項だったわけです。いささか辟易する位ですから「BOBってなんですか?」と言われた時には愕然としました。それで、私が書いた本や論文等を台湾の先生方にお渡ししたところ、その後台湾の空軍力に関する国際会議が台北で開催された際に陳総統を表敬訪問しましたところ陳総統が「我が国は、もちろん攻撃力も持たなければいけないけれども、大事なのは、防衛体制をいかに確立するかということで、BOBに学ぶべきだ」とおっしゃった時に、あーよかったな、と私は思ったものです。
この図が当時のバトルオブブリテンの概要図です。この勝因は「戦闘機の数」ではなく、実はパイロットなんですね。「お湯かけたら3分でパイロットが出来る」ということは絶対にありません。日本でも一人前のパイロットを養成するには最低2年半かかりまして、そのヒヨコがさらに1年間第一線の戦闘航空団で徹底的に鍛えられるんですね。私も鍛えられましたし、その分鍛え返してやりましたけれども、その間4年から5年かかって漸く一人前になる。日本でいうとスクランブル勤務に就ける。パイロットコースに入って約5年かかるんです。お金は2億ぐらいかかるというのですが金はどうでもいい。そのくらいかかるわけですから、戦争が始まってからパイロットは養成できないのです。ですから、私みたいな古手を呼んで下さればいつでも応援に行きますけれども、それまで古い飛行機は残っていないでしょうから、非常に困るんですが・・(笑い)。   
このドイツ戦闘機と戦って、あるいは爆撃機から銃撃を受けて被弾したパイロット達がパラシュートで降下すると、英国民は沿岸からモーターボートや漁船で駆けつけて助け出してくる。そして再び「頑張れよー」とパイロットを送り出し、パイロットはまた戦闘機に乗って戦った。これがイギリスが勝った非常に大きな要因なんです。僅か1000名足らずのパイロットのうち300人以上が死にまして、それと同じ数が怪我して使い物にならなくなっています。彼らは57日間、昼も夜も戦ったのです。
イスラエルで「6日戦争」がありました。この時もイスラエルのパイロットは一日に6回から10回飛んだといわれていますが、平時に10回なんか飛べるはずがない。私は4回飛んだだけでヘトヘトになって、帰ったらベッドにバタンで、翌朝家内が「あなた歯軋りはするし、煩かったわよ」って言うんですけれど、そのくらい疲れるんですね。ですから一日に10回飛ぶというのはひどいものだと思ったものです。1回の飛行時間が約40分だといいますが、我々の戦闘訓練も大体1時間ですからほぼ同じです。イスラエルでは降りてきたパイロットは疲れて指揮所まで報告に行けないので、降りた飛行機の下でしゃがんでレポートする。そのうちレポートも書けなくなって冷たい水を飲んで、パンをかじって、またスクランブルで上がっていく。そうやってしのいだわけでございますね。それで6日間で戦争に勝った。こういうことでありますから、少なくとも制空権を奪われないためには、平時からパイロット達を養成しておき「プール」しておく必要があります。
バトルオブブリテンというのは、このように若いパイロットたちが、勇猛果敢に敢闘してドイツの侵攻作戦を阻止して祖国を守り、チャーチルを感動させたわけです。
 
中国人民解放軍・空軍の生い立ち
さてそれでは、中国人民解放空軍とはどんな軍隊であるかということについて話してみたいと思います。私どもは2年おきに上海国際問題研究所と会議を持っています。忌憚ない意見交換をしているのですが、昨年(2003)の12月に上海で海軍の教育部隊に行きましたが、これが海軍の教育部隊かと愕然としました。「トイレはどこか?」と聞いたら、帽子もかぶっていない将校がポケットから片手を出して「あっち、あっち」と指差すんですね。トイレに行くと部隊には女性兵士もいるのですが、男性の方は一列の「雨樋方式」ですから、日本の昭和30年代です。ずらりと並べば人数制限がない。詰めて立てば立っただけオシッコができる、というスタイルです。ところが後ろの方にポコポコ開いている穴が男女兼用の便所なんです。全く囲いが無いので丸見え、「ニーハオトイレ」と言うそうですが、とても我々は出るものも出なくなるような状況でしたね(笑)。校内にある海軍博物館に行きましたら、ミサイル等が置いてありましたけれども、山本元自衛艦隊司令官とか川村元海将補とか海軍のプロが見て回りましたけど、数世代前の古い機材が陳列してある。まぁ博物館ですから当然なのですけども、学生教育にも使っているというのです。
夕食会では向こうの空軍将校たちと同席したのですが現役の大佐が2人、パイロットでした。F―7という、ソ連製MIG-21の中国版戦闘機のパイロットでしたが、「君達が沖縄まで来たら、私の部下が叩き落すから覚悟しておけよ」と言いましたら、「将軍、沖縄までは届かないのはお分かりでしょう? 私が乗っているF―7では燃料が少ないのでとても届きませんよ」と言うのです。彼が私にいの一番に聞いてきたのが、航空自衛隊のパイロットの年間飛行訓練時間です。パイロットの技量は飛行時間を知ればほぼ分かります。第一線パイロットの訓練飛行時間を確保しようというのは世界の空軍では当たり前のことなのです。「うちは160時間を切らないようにしている。戦闘部隊は200時間」と答え、通訳を受けている彼らの反応を見ていますと「目が点」になるんですね。「ところで君のとこはいくらだ」と聞いたら「120時間です」と答えました。(うそつけ、100時間多い)と思ったんですが、我々の調査情報では中国空軍の年間飛行訓練時間は平均25時間なのです。年間に25時間といったら1日にほとんど飛べないですね。でもまぁ今はスホーイ戦闘機を増強中ですから、スホーイの部隊には120時間与えているのかもしれません。そうすると、他の部隊が飛べなくなるということですね。その次に聞いてきたのが「航空機の可動率」です。「100%だよ」と答えたら、「えー??」って言うんですね。私がファントムの飛行隊長をやっていた時には、20機のファントムが朝には全機可動だった。ただ、1日訓練して夜間飛行が終わると故障機が出くるが、翌日の訓練時には全部また100%になる。M自動車みたいな重大な欠陥がない限りはですね、飛べるようになって出てくる。そう答えると相手は皆びっくりしている。お前の国はどのくらいかって言ったら答えませんでしたね。まぁ、ハイスクール出の整備員と青梗菜作っている人が近代戦闘機を整備している差とでも言うべきでしょうか。ですからなかなか可動率が上がらないんだと思いますけど(笑い)。
その時に私が「そうだろう君」って調子で話すわけです。彼は中国空軍の現役大佐、彼は私に「そうです将軍」と答えます、中国語で。そうしたら、通訳していた研究者が「将軍、やっぱり中共も日本も軍人同士っていうのはすぐ話が通じるんですね」と言うのです。
軍隊経験者間ではこういう会話をしますが、一般人はそうは行きません。研究者は感心して「すごいですね~、ものすごいもんですね、軍人同志の付き合いは」と言いますから、私は「何を言っているか。彼らは航空自衛隊の弟みたいなものだから当然さ」と言ったら、更に驚いて「え?っ」ていうんですよ。
 
基本的には「陸軍直脇型」空軍
お分かりの方もおられるかと思いますが、今の中共空軍というのは、旧帝国陸軍が作ってやったも同然なのです。そう言うと彼らは本当に驚くのです。「知らなかったのか? 林弥一郎陸軍少佐が作ってやったんだよ。そうだろう?」と大佐に聞くと、さすがに軍人である彼は「そうです」と、知っているのです。
終戦時に瀋陽付近に駐屯していた大日本帝国陸軍の飛行教育部隊が、終戦後も抑留された形で中共空軍を建設させられた。つまり、勝っていた帝国陸軍の部隊が、負けていた蒋介石の軍隊に武装解除されたんですが、今だったらギネスブックものですが(笑)、それを中国共産党の今の連中は何を勘違いしたか、中共軍が日本陸軍をやっつけたなんて言ってますが、冗談じゃない。我々は徹底的にアメリカにはやられましたけれども、国民党軍には負けていないし、ましてや中共軍なんかに負けてはいません。戦時中、アメリカがビルマを経由して莫大な援助を蒋介石に送り込んでいたから、この「援蒋ルート」を断たないとだめだ、といって昭和19年か20年に陸軍がインパール作戦をやった。話は逸れますが、そのとき「義勇軍」と称して「フライングタイガー」という飛行部隊を指揮して日本軍と戦い蒋介石に協力していた米陸軍のシエンノートたちですよね。それが皮肉なことに、ベトナム戦争では結局「ホーチミンルート」で北ベトナムに裏をかかれたでしょう。因果応報というか、歴史というのは不思議なものだと思いますが、何よりもアメリカというのはお人好しというのか歴史に学ばないというのか、私が軍事顧問でしたら彼らにしっかり教えてやるんですが・・。お人よしであることは事実ですね。
話を戻しますがその援蒋ルート遮断作戦中に、アメリカの軍事顧問団に指揮された、最新鋭の米軍の装備品で武装した中国軍の師団が日本軍にちょっかいを出してきて、戦力を抜かれて留守部隊になっていた我が師団と激戦になり、8000人程やられた事はあります。しかし全体的な戦争では岡村大将は勝っていたわけです。8月15日に、天皇陛下のご命令で矛を収めたのです。まあこれを言い出すと長くなるので止めますが、こういうことで帝国陸軍の一部飛行部隊が、中共空軍を実は作ってやったんですね。ところが、帝国陸軍の中でも航空部隊は弾着観測とか、偵察とかといわば「脇役」でしたから、「空軍力」という独立した力は十分に発揮していたとは言いがたいところがあった。第二次世界大戦以降、航空戦力はどんどん発展していったわけで、海軍もそうです。爆弾は陸地に落としたって、青梗菜畑やピーナッツ畑は潰れるかもしれないけれども戦果が上がらない。それよりも浮かんでいる船に対して落としたらこれは非常に効果がある。イタリアのドーエがそうですし、アメリカのミッチェルもそう言いました。それを実証したのが実はわが帝国海軍で、ハワイの真珠湾作戦でした。
空軍が独立したのは戦後の昭和47年にあたります。それまでの「空軍」は、海軍に付属しているか陸軍に付属しているかでした。米海軍は航空部隊を独立させていませんがこれは空母部隊という打撃力を保持するためですから、海軍は絶対空軍力を離しません。
日本も自衛隊創設時に色々揉めましたが、米空軍が独立したこともあって航空自衛隊が独立して編成されたわけです。まぁ、そういうことで、師団が攻撃するとき、その補助部隊として発達した航空隊ですから、どうも林陸軍少佐が作ってやったからというわけではないのですが、中共空軍には空挺部隊が付属しているのです。日本でいいますと、航空自衛隊の中に陸上自衛隊の空挺団があるという極めて不思議な編制になっています。もし、こういうのが非常に効率的な軍事組織であるというのならば、大蔵省の美人の主計官にお願いして第一空挺団を航空自衛隊の中に一緒に入れてくれということになるのでしょうが、誰もそれを持ち出さないということは非効率的であるという証明でしょう。
 
新旧器材混交型空軍
その次に中共空軍に影響を与えているのがご承知のとおりロシアなんです。もっぱら中国は各地の軍閥に属する陸兵が主力で、兵隊は鍋釜かついで家族を連れて参戦していた。ほとんど空には関心がなかった。勿論中国人の中にも航空に関心を持っている人はいたのですが微々たるもので、支えたのはロシア、旧ソ連の空軍がそれでした。象徴的なのは、朝鮮戦争のときで、毛沢東は「制空権が取れなきゃ戦えないからスターリンよ、あんたも戦闘機を出してくれ」と言ったのですが、打算的なスターリンは、毛沢東や金日成のためにソ連のパイロットを消耗したくないから、鴨緑江(国境線)の傍にミグ15を持ってきて、そこから援護させ、余り越境させないように指導した。つまりミグ横丁というのができた。そういう姑息なことをしていたわけですが、基本的にはソ連空軍のお下がりを与えて空軍建設を指導したのです。ところが、その後中ソが仲違いしてから、ソ連の援助が止まります。それで、中共空軍は戦闘機などの火器管制装置の取得が困難になります。いわゆる電子機材です。一見するとソ連と同じSU-27でも火気管制装置、これは全てコンピュータ化されていますが、このコンピュータが極めて優秀であるか否かによって同じSU-27でも薙刀を振り回すような戦闘機であったり、小刀でチョコチョコやるしかないものになるのです。つまり、例えば日本は約200機のF―15をアメリカから購入していますが、その中の、軍事機密にあたる最新機器は、如何に友好国だとはいえアメリカは全てを日本にくれないんです。例えくれてもブラックボックスとして渡すのです。ブラックボックスですから、物理的にひっぱがして中を見ることは出来ないことは無いのですが、取り決めがあるからなかなか難しい。例えば敵味方識別装置であるとかミサイルなどの機密部分は自分で開発しなさい、というわけですからそれは日本側で開発して取り付けなければなりません。だからスホーイでも、そんな機密に類するようなものを、ロシアは信用出来ない中国などに絶対に渡しませんから、購入した機体はかなり「ドンガラ」でしょう。そのポコポコ穴のあいているところをmade in China、恐らくmade in Taiwan?で埋めていっているのかもしれません。世界のIT産業の8割は台湾ですから・・。
戦闘機の技術が、ロシアと切れてブランクになったときに、ニクソンが国交を回復したこともあって今度はアメリカが支援した。これまたアメリカの儲け主義なんでしょうけど、アメリカが共同開発して支援してやっていたのですが、その後天安門事件が起きた時点でアメリカも支援をやめてしまいます。「ひも付き」というものの恐ろしさですね、国産がいかに重要かということなのですが・・。そこで再び中共空軍は困ってしまった。J―10という戦闘機を国産すると言って10数年経っても旨くいかない。じゃあどうしようかと思っていると、今度はイスラエルが代わってやろうと言って協力した。東アジア情勢にとってもっと恐ろしいのはフランスで、フランスは中共空軍に武器を売ろうと意気込んでいる。やっていることが全く武器商人並です。
これは航空機の保有状況を示した表ですが、これを見ますと一般の方はビックリするんですね。中共空軍は三千数百機保有していることになっている。それに対して航空自衛隊は400機で戦えるの?というわけです。そりゃあ、下手な鉄砲も数撃ちゃあたるわけですから数があるのはいいかもしれませんけど、でもいくらなんでもこんな古いミグ19などという戦闘機のパイロットを今頃養成するという、こんな非効率的なことはない。ですから飛行機だけあっても乗り手がいないと私は思うのです。J―6とかJ―5,J―7このクラスはもう博物館入りでちょうどいいんです。では中共空軍の何が主力かというと、J―8の改造型、これはこの前アメリカ海軍の電子偵察機EP―3と済州島の沖でぶっつかって墜落しましたが、私の想像からすると、米海軍のEP―3に接近しすぎて接触した、まぁ、中共空軍パイロットの技量未熟だったと思います。彼は中共では国民の英雄だそうですけれども、日本だったら懲戒ものです(笑)。
 
質を「量」では補えない
近代航空兵器というのは、量より質であります。圧倒的に量が多いというのであればまた別でしょうが・・・。以前北京を訪問した際、北京郊外の博物館に行ったのですが、その博物館は一部が要塞になっているんです。トンネルがあって抜けて出ると、ミグ19戦闘機がズラリと並んでいる。カートに乗って案内してくれた向こうの現役の女性兵士、上等兵ぐらいでしょうか、彼女たちが得意になって有事にはこれも飛ぶんだって言うんです。確かにパンクした機体はありませんでしたが、「私だったら百万元もらったってこんなの乗らないよ」って言ったんですけれども、彼女達はもし攻めてきたらこれで戦うんだ、と真剣に言うのです。館長は中佐でしたが、彼も「やる」って言うんですね。じゃあやっぱりこの機体が数に入ってるんだな、ということでございます。
この写真はある航空雑誌に出ていたものですが、ここにやっぱりずらりと旧式戦闘機が並んでいますね。中国はこういう写真をよく出すんです。プロパガンダですね。この写真は案外この博物館で撮ったものかも知れないな、と思います。背景がおんなじですね、この辺は景色を消せばいいわけですから。北朝鮮と中共はよく偽造写真を作ります。この辺は切ってあります。そうすると、案外あそこの博物館かもしれないな、と思うんですがいかがでしょう。
その昔、ソ連も同じようなプロパガンダをやりました。戦車が大平原を埋め尽くすほど並んでいる写真を公開する。これを見た陸上自衛隊の私の同期が「こりゃー勝てんわ。こんなのが北海道に上がってきたら大変だからおまえ、佐藤全部沈めてくれよ」って言うんですが、よく見るとT―34なんて、もう第二次世界大戦前の古い戦車が混じっている。「よくこれの部品があるな」と同期が驚いたことを覚えています。「なんでも鑑定団」の先生方に見てもらいたいな、と思うようなのが並んでいる(笑)。動くか動かないかは関係ないんです。実はこういうプロパガンダに素人は弱いのです。知らない人はみんな恐怖感を持つんです。今の台湾の皆さんが、大陸に配備された600発のミサイルが怖い、というのと同じです。それも飛ばしてみると大体発射出来るのが半分。目的地まで飛ぶのが半分。着地して破裂するのが半分(笑)。これが、作戦参謀の計算する信頼度でしょうか。
例えば我々が8発ミサイル持って空中戦にあがりますが一般的に4発出たら「御の字」っていうのが米軍のベトナム戦争時代にあるんです。8発出たら、いやーラッキー、「ついてたぜー」って話です。つまり2発撃って1機おとすという計算です。こういうことをずっと34年間やっていた人間からみると、世界に流れる軍事情報のこのへんが不自然だなーと思うことが多いんですが、今でも一般的には「大鑑巨砲主義」が支配していて、素人たちは大きい軍艦が強そうだ、恐ろしい、もうだめだぁーと思うのですね。それが中国の思う壺なのです。でかい軍艦は標的になりやすいんだというのが、素人には分からないんですね。そういう風によく詰めていかないと、いたずらに恐怖心を煽る、これはもう言葉の戦争で負けているということです。どうも台湾の人の中には聊かその傾向が見受けられるように思います。あんまりそういう虚言に踊らされずに軍事的合理性を追求してほしいものです。
以前、花蓮空軍基地を研修したことがあります。そこではF16が訓練していましたが、施設も部隊も一級だと思いましたね。中共空軍は別として、近代空軍を擁する韓国、それからカナダやグアムあたりで猛烈な共同訓練をやっている日本の航空自衛隊とアメリカ空軍のレベルから見ても非常に能力が高い、という感じがしているのですが、台湾空軍は諸外国との交流があまりないようですし、軍事交流も少ないようですから疑心暗鬼なようであります。大変面白いチャートをお見せしますが、戦闘機の持つ能力をひとまとめにした表です。横軸には戦闘行動半径を取り先に行けば行くほど行動半径が長いことを示し、縦軸には搭載兵器・爆弾の量を取ります。兵器、weapon がたくさん積めるものが上のほうになる。これを見ますと中共空軍の攻撃機はこのへんの下の方に集まっている。残念ながら、我が三菱のF―1もその中に入っていますが、この程度の能力の飛行機だということが分かるわけですね。F-1は翼が小さくて弾が積めませんからこの程度なんです。そして大体中程度に位置するのが私がよく乗りましたファントムですね。これなんか見事な爆撃機です、いささか古いですが。そして、これが今航空自衛隊が運用を開始したF-2戦闘機、そして米海軍が使っているF―18ですね。この高い部分にあるのがF―15イーグル。スホーイ30MKもその近くまでいくでしょう。F―16は中間で、ミラージュもこの辺。こう見てくると現状においては、中共空軍の戦闘機の能力は実に低いということが一目瞭然になるわけです。台湾は先端技術を持っているから燃料タンクを改造するとかweaponの能力を増すとか、飛行機はあんまり飛べないけれども、その先に飛んでく長距離ミサイルを作るとか、そういうことを努力して性能をあげていくことですね。つまりこの表でいえばこのラインの右上半分におさまるように努力するべきであるということになるのです。制空権を確保するためにはこういう第四世代、第五世代のものを装備できるか、ということになるんです。そしてそれを実現するのはその国の基本的な工業水準、それと国民の知的レベル、ということになります。
次に将来の戦力がどうなるかという問題です。2005年にはスホーイが155機ぐらい になるだろう、といわれています。J―10とかFC―10、こんなのはわからないけれども、一応彼らのチャートにはこれらを合わせて最新型といわれるものを含めて400から560機くらいが来年度(2005)に完成するんじゃないか。それに対して台湾は340機を保持するということになっていますが、ここのところの推移をどうするか、であります。
 
台湾の戦略環境・台湾は孤立していない
さて後半に入ります。台湾は孤立しているのかどうか、ということであります。実は孤立してはいないのです。台湾と中国が個別的に戦うことはありえないのです。台湾のそばに日本のADIZ(防空識別圏)があるのです。台北からわが国最西端の与那国島まで120キロしかないのですが、案外双方の政府はこれを忘れているのです。台湾のすぐ傍にわが国の防空識別圏が引かれている事を忘れては困ります。これは防空警戒のためのひとつの基準線なのです。例えばですね、これは若手が書いた本で、大変よく纏まっていますから僕は使わして貰っているんですが、中国空軍が台湾を攻撃するときに通過するであろう侵攻ラインが書いてあります。しかし航空自衛隊のレーダー覆域はこうなっていますから、この辺に出てきたものに対して、我々は必ずスクランブルして阻止することになるんです。ですからこれはわが国のADIZを考慮に入れていない中共空軍の侵攻図ということになります。そういう実態を忘れた分析をしてはいけませんよ、と私は常々申し上げているわけです。ですから、台湾を攻めてくる飛行機が我々のレーダー覆域以外で戦闘しているのだったら「台湾がんばれ」と我々はただ見守るだけですが、我々のエリアに入った場合には直ちにリアクションしますよ、ということです。そこで、リアクションしたときにどういう問題が起こるかというと、多分政府は言葉を濁すかもしれませんが、しかし、守備を命ぜられている現場は敏感に対応します。台湾を直接支援しなくてもここをしっかり防空すれば、ここ(沖縄)にあるアメリカ軍が自由自在に動きがとれるということです。それを、アメリカの犬といわれようと、ポチといわれようと、やってやるのが、我々航空自衛隊の使命であると思って現場は黙々とやっております。
この図は米空軍嘉手納基地の広報パンフレットです。嘉手納基地を中心にしたサークルは距離を示しているのではありません。時間単位です。空軍は時間で示します。この輪が1時間、2時間、3時間、4時間、5時間になるんです。ですから、この周辺で何かあったときには、嘉手納の米空軍部隊が直ちに反撃する。F―15部隊を中心に、ここにはありとあらゆるものがある。そして太平洋、インド洋を含めた最大の弾薬庫がある。ここは巨大な軍事基地です。ここを飛び立つと1時間で上海まで到達するよ、ということです。同様に嘉手納を飛び立って1時間で台湾を全周カバー出来て、おまけに大陸方面では上海まではやれますよ、2時間あればピョンヤンも北京もやれますよ、ということを示しているのです。ですから中国にとっては、どうしてもこの沖縄にある嘉手納基地が目の上のたんこぶであります。もちろん第7艦隊もそうですけど。こういうものがあって、その中の中国と台湾である、ということを認識しないと、いたずらに恐怖に怯えていても何も解決しません。
これはイラク開戦前後のアメリカ軍の動きを示した新聞情報ですが、これは北朝鮮がおかしな気を起こしたら容赦しないぞ、と当時牽制したものです。アメリカが今一番気にしているのは中近東で、一生懸命やっているのは地球の裏側です。それを良いことに金正日が東アジアで何か悪さをしてはいけない。そこでアメリカはとりあえず北朝鮮にシグナルを送ったということでしょう。ステルス戦闘機や爆撃機を韓国に進出させ、潜水艦ももちろん日本海に入りました。空母カールビンソンも持ってきました。そしてここで地球の裏側の主戦場、その反対側の防衛体制を強化して第二戦線を起こさせないようにとアメリカはこういう動きをしたのです。グアムに配備された原子力潜水艦は常にこの辺をパトロールしているわけですから気になる中国海軍はそれに対抗するために潜水艦を出した。この前わが領海を侵犯したのはグアムまで出かけていって偵察していたのでしょう。そして日米の海軍も太平洋上で共同訓練をやっていたから、それを覗きに行ってグアム島をぐるっと回った。たいしたものです、大陸民族にしては・・・。
実はこの前の中国との会議で若いドクターが「先生、我々は海洋国家だ」って言ったんです。「ちょっと待って、我々は中国が海洋国家だとは小学校で習ってないぞ」って言ったんですが、彼はまじめに「中国は昔から海洋国家だった」といって聞かないんです。彼らは自分に都合のよいように歴史を変えますね。「福建省の沿岸地域は昔から東南アジアにいた海洋民族だ。だから中国は元々海洋民族だ。海洋国家が海洋の権限を主張してなにが悪い」っていうんですからね、まぁ物も言いようだなって思い知らされましたが(笑)。
まぁ、そういうことで中国は沖縄海域から太平洋に出て、グアム島からの来援を断つ。このエリアに一隻中国の潜水艦が潜んでいると、第七艦隊は行動が難しくなるんです。ですから、中国が仮に台湾を攻撃するときにここでアメリカ艦隊を阻止して軍事的に手出しさせないために、今いろいろテストをしてるのだ、とみるべきでしょう。
 
中国への忠告
さて、私は中国に行っても台湾に行っても、同じことを言っているんです、中国には台湾海峡で軍事行動を起こすなどという馬鹿なことをするな、と忠告している。あなたたち中国は、江沢民の時から武力侵攻をちらつかせて格好つけているが、もしそのような愚かな決断をすると、必ずひどい目にあう。振り上げたコブシをそっと下ろしなさい。中国は過去にもそういう愚かなことをやっている。李登輝さんの当選を阻もうとしてミサイル恫喝をやったが、米国が空母を2隻派遣したので失敗に終わった。大失敗です。あの時駆けつけた空母の名前が「インディペンデンス」っていうのが良かったですね。アメリカ人は「しゃれっ気」がある。好きなんですね。アメリカは「台湾はインディペンデンスだ」と言外に示したかったのだ、と私は思ったんですが・・(拍手)。
しかし「インディペンデンス」は日本国を母港にした「通常型空母」ですね。原子力じゃない。これが、核兵器を搭載していることを示したら橋本政権は崩壊しますから、インディペンデンスが核で威嚇することは考えられない。もしそうなれば日米同盟は破棄になる。中国側がそう考えているということを察知した米国は直ちに核攻撃を躊躇しない原子力空母「ニミッツ」を台湾海峡に持ってきましたね。あのクリントンでさえも・・です。だから、中共が何かやろうとしたら、ニミッツは核で報復する決意を示したわけです。これが、台湾を守るのには空母一隻で十分なのに二隻も持ってきたことの意味で、アメリカはたいしたもんです。民主党のクリントンちゃんも女遊びだけではなく偶にはよくやるな、と思ったんですが(笑)このことが中共政府にとっては大失敗だったのです。
日本には「歴史に学べ、歴史に学べ」って偉そうなことを言うけれど、彼らは全く勉強していないようですね。1979年2月に鄧小平がベトナムに殴り込んだ、いわゆる「懲罰攻撃」もそうでした。戦争直後の疲弊しきったベトナムにさえも、一ヶ月間で6万人も殺される大失敗作戦を強行して這々の体で引き上げたじゃありませんか。鄧小平は「我々の目的は達した」なんて格好つけたんですが、この1979年の2月のベトナムに懲罰を与えるといった鄧小平の行動を是非一度お調べになって下さい。ヴェトナムに負けたことは大変なショックで、中共政府は「これは武器の質だ。近代兵器がいかに大切か」ということを思い知らされ、軍の近代化に真剣に乗り出したんですね。それでもこの大失敗から彼らは学ぶことなく、1996年の李登輝さんの時にもミサイルで脅迫しようとしたのです。今もその延長線上にあると考えてよいでしょう。脅かせば相手はその威嚇に従うからです。そこで私は彼らに「歴史に学んで見苦しい失敗をこの辺でおやめなさい」と忠告しているのです。以前、私は台湾の西海岸をマイクロバスで全域見させてもらう機会がありましたが、現在の中国の装備で着上陸するのは大変だと思います。ジャンクでは来れるかもしれません、あるいは手漕ぎボートで来るかもしれませんけれども・・・。台湾も上陸に備えているのはご存知のとおりですが、物理的に陸軍の部隊をここにあげて旗を立てる、という行為は難しい。だから、やめなさい。いい加減にあなた達も大人になりなさい、と中国側には忠告しているのです。
 
台湾への忠告
一方台湾の皆さんには、高々600発のミサイルに怯えることはありません、と申し上げたい。ミサイルが怖いから、大陸に平和的に統一されたほうが良い、と考え大陸に「統一」されたとしたら、今度は今申し上げましたように日本とアメリカの強力な軍事力を相手にしなければなりません。日米を完全に敵にまわすことになる。中共に対抗している間は北方の大陸側が最大の脅威ですが、日米を敵に回せば台湾本土の全周から常時威嚇されることになる。北京政府は喜ぶだろうが、台湾国民はそれに堪えられるだろうか? どっちがいいですか?と去年(2003)1月に台湾大学で講演したら、若い研究者が「いやー、全くそうだ」と理解してくれ、「600発のミサイルより、日米を敵に回すほうがよっぽど大変だ」ということを言ったわけでございます。ですから、油断をしては絶対にいけませんけれども、軍備を怠りなく維持すると同時に、中共の恫喝には怯えない事です。そして、台湾本国におられる人たちは長い間国民党の支配下で、軍事・政治に関してはほとんど情報を与えられないできたものですから、李登輝さんになられてから、相当expand しましたが、なかなかその基本ができていないのではないか。やっぱり恐怖心が先に立つんでしょう。そのところをもっと冷静に分析すべきだと思います。今のままでも相当いけるという自信を持つことです。
さて最後にもう一度あの英本土航空戦の教訓を思い出してください。強大な戦力を誇ったドイツでさえも、制空権が及ばない僅か30キロしかない海峡を侵攻できなかった。台湾海峡はその7倍に当たる200キロもあります。これが守れないはずは無い。我がアジアの同胞がですね、あのイギリス国民に劣る国民性だとはとても思えないですよ、私は。イギリスは世界の歴史に残るBOBを戦い抜いて、毅然として英本土を守り抜いたが、台湾は600発のミサイルが怖いからと言って大陸の軍門に下ったとすれば、同じアジアの人間としていささか残念だ、と思うのです。「精神力でやれ」とまでは言いませんけれど、中華人民共和国とは、要するに人口13億のうちの5%、6600万人しかいない中国共産党に支配された国です。やがて内部矛盾が拡大して瓦解が始まることと思いますけれども、それまでの間ここをしっかりと守れば、未来は明るいと思います。
結論は、現時点から近い将来において、中共空軍が台湾海峡上空の制空権をとる事はありえない。私は、遥かに台湾空軍の方に分があると考えます。従って、みなさんは日本にお住まいですが、台湾のご親族達に、台湾空軍をしっかり支援してやってくれ、と伝えてやって下さい。今までの台湾軍は「国民党」の軍隊だったけれども、今や民主化された「国民」のための台湾軍になりつつあるのだ、ということを信じてください、と日本国の退役パイロットが「吼えていた」と伝えて下さい。早口でしゃべりましたけれどもお許しください。ご静聴有難うございました。
2005-07-01 13:28
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